ステージで人前で演奏するとき、曲と曲の合間に、少し喋ったり曲の説明をしたりします。
MC(master of ceremony)ってヤツですね。
「オレが音楽を聞かせるんだ。MCなんていらねーぜ。」
って考えも良いのですが、MCも抜群に上手い人は、それだけでもエンターテインメントです。
MCにもちゃんと力を入れちゃいましょう。
リズム感を鍛えるのとは、ちょっと違う話ですが、きっとためになります。
・ステージは総合エンターテイメントです
・曲の説明をして、雰囲気を感じ取ってもらいましょう
・MCの脚本を書いてしまいましょう

観てくれている人たちの心を動かすのがステージです。
「うわ!こいつら、すげー難しいことをやってるぜ!」
「この曲、しんみりするねぇ。」
「なんか、気分が楽しくなってきたわ。」
「感動の涙で、前が見えない、、、。」
自分たちの演奏で、こんな感想を持ってもらえたら、もう本望です。
でも、曲の演奏だけでは、飽きてしまうものです。
演奏だけではなく色んな方法で楽しませちゃいましょう。
プロのコンサートでも曲を演奏するだけって人は少ないですよね。
派手な衣装を着て、何回も着替えをする場合もあります。
大量の風船が落ちてきたり、突然、火柱が上がってびっくりさせたり、ライトの動きに合わせて、銀色テープをぶちまけたりする時もあります。女性でしたら、セクシーな格好をしたりもします。
これはみんな、観にきたお客さんを喜ばせるための演出です。
そして、その中でも一番簡単で効果があるのがMCというワケです。
大がかりな仕掛け、すごくやりたいのですが、それなりにビッグネームな人じゃないとできないです。汗
(ちなみに、炎はほんの少し使うだけでも相当気を使います。ロウソクの火でも禁止ってライブハウスも多いです。事前に確認が必要です。はい)
「良い演奏をすれば、それで充分じゃないの?俺たちミュージシャンよ。」
という考えも正しいのですが、今の時代ではもう古い考えです。
例えば、ラーメン屋さん。
美味しいラーメンさえ作っていれば自然とお客さんが集まってくる。という考えでは、あっという間に潰れちゃいます。
看板を凝ったり、他店にはないメニューを考え、床がベタベタにならないようにマメに掃除をして、麺の硬さやスープの濃さもお客さんの好みに合わせます。
(まぁ、ワザと汚い店でぶっきら棒な店長が切り盛りしてる店もありますが、それも他店とは違う個性を出すというエンターテイメントになっています。)
そして、ラーメンを食べた人は、味が美味しいというだけではなく、接客やお店の雰囲気を総合して判断して「あの店、良いねぇ。また行こっと。」となるのです。
曲の演奏も、音楽の素晴らしさを伝えるだけじゃなくて、色々と手を尽くして楽しませて「あいつの演奏、上手だし面白いじゃん。また観たいかも。」となるのです。
・曲の説明をして、雰囲気を感じ取ってもらいましょうMCで話す内容で、鉄板メニューは
★曲の紹介(場合によっては楽器の紹介)
★メンバー紹介
ですよね。
曲の紹介では、曲の背景を説明すると聞いている側の印象も変わってきます。
「この曲は、作曲家の恋人が病気で亡くなり、彼が失意のどん底にいるときに描かれたものです。」とか
「これから演奏するのは、悲しい曲調なのですが落ち込んでいる息子を励ましている曲になります。」
なんて、MCで話してから演奏すると
「おーなるほどね。情景が目に浮かぶわ。」となるのです。
「歌詞を聞けばわかるじゃん。」
って話でもあるのですが、ライブハウスでは言葉の一語一語までは聞き取れませんし、英語の歌だと、意味を理解できない人もいます。(はい、僕、英語わかりません!汗)
使う楽器によっては楽器の紹介をするのもアリです。
民族楽器とか珍しい楽器を演奏するなら、ぜひとも楽器の紹介もやってしまいましょう。
私、ダラブッカという中東地方の民族楽器を楽器を叩かせてもらっていますが、聞いてくれる人たちで、初めて見る人が多いです。(というか、、、ほぼ全員の人が初めてみる楽器になりますです。はい。笑)
ダラブッカの説明をすると、ありがたいことに興味深く聞いてもらえます。まぁ初めて見る楽器ですし、普通に暮らしていたら一生に一度見るか見ないかレベルの珍しい楽器です。
小さい子どもがいたら叩かせてみたりもします。(私、子ども大好きなんです。)
叩くリズムにも古〜い歴史があったりします。
一瞬、場の空気が教育テレビ的になるのですが、
説明をする前は「なんか、変な楽器持ってるヤツがいるなぁ。」程度だったものが
説明をすると「へぇ、こんな楽器にも歴史があるのねぇ。」と興味深めに観てくれてるのが分かります。

突然ですが、私は人前で話すのが苦手な人間です。話すのが苦手だからこそ、音楽っていう表現方法に魅力を感じてるのです。
ですので、自分がMCを話す場面がある時には台本を作ります。しかも、ちゃんとした台本です。
ぜひぜひ一語一句まで書いてある台本を作ってしまいましょう。
もちろん、実際のステージでは台本通りに話せなくてもOKです。メンバーとのやりとりがあるなら、何をやりとりするのか決めておきましょう。
ちょっとした笑い話や、コントでもOKです。
我々は芸人ではないので、つまらないギャグでも許されます。つまらないギャグで失笑を買うくらいでちょうどいいのです。つまらないギャグで、間ができたら演奏に入りましょう。
MCの内容が決まっていることで、自分の気持ちが多少なりとも落ち着きます。
MCが原因で、演奏に悪影響がでないようにしましょう。
MCのときに、無駄に緊張して意味不明なことを話してしまい、その緊張を引きずったまま次の曲を演奏すると、演奏がボロボロになる可能性大です。
もちろん経験済みです。はい。
・ステージは総合エンターテイメントです
・曲の説明をして、雰囲気を感じ取ってもらいましょう
・MCの脚本を書いてしまいましょう





