前回、大きい音と小さい音の違いを、物理的に考察して、
「大きい音を出すなら、大きく振りおろす。小さい音を出すなら、小さく振りおろす。」
なんて話をさせてもらいました。
「いやいや、理論的な話は分かるんだけどさぁ。じゃ、これをどうやってリズム感に役立てるのよ??」
って話ですよね。おっしゃる通りです。
では、前回の物理的な考察は終了して、実際にどう叩いたらいいのよ?
について、説明します。
結論から言っちゃうと
「叩いていない手を、ちゃんと高く上げる」
です。
これだけだと、分んないですよね。なので、詳しく説明しちゃいます。
これを習得してリズム感よく叩けたら、カッコいいのです。
・左右交互に、同じ音量で叩いてみよう
・叩いてないほうの手に注目!
・利き手だけ、大きい音にしてみましょう
・今こそ!頂点を極めるのだぁ!
・大きい音、小さい音が安定するんです

まずは、右手くん、左手くん、の順で交互に叩いてみます。(サウスポーの方々は、左手くん、右手くんですね。)
力加減は、強くもなく弱くもなく、ただ普通に手を置く感じです。
テンポはゆっくりめです。
メトロノームでの設定は、だいたいBPM80くらいです。
右、左、右、左、 右、左、右、左、
ですね。
次に行きます。
今度は大きい音します。大きい右手の音を大文字の「R」、大きい左手の音を大文字の「L」としちゃいます。
そうすると、
R、L、R、L、 R、L、R、L、
です。
小さい音でも叩いちゃいます。小さい右手の音を小文字の「r」、小さい左手の音を小文字の「l」。
そうすると、
r、l、r、l、 r、l、r、l、
でっす。
これが基本形になります。
「基本も何も、これしかないぢゃん。」
って話です。はい。
そして、次の段階へ進みます。
・叩いてないほうの手に注目!注目したいのは、さっきのR、L、R、L、の時ですと、
「右手が叩いている瞬間」には「左手は一番高い位置」にいる
ってことです。
普通に叩いてると、特に意識しないでやってます。はい。人の無意識はすごいです。
今は、それを意識してやってしまいましょう。
確認しながらゆっくりやります。
「左手が叩いている瞬間」には「右手は一番高い位置」
です。
すんごいゆっくりのテンポでやってみましょ。
「右手が叩いている瞬間」には「左手は一番高い位置」
「左手が叩いている瞬間」には「右手は一番高い位置」
叩いてない方の手がどこにあるのか、確認していきましょう。
・利き手だけ、大きい音にしてみましょうそして、前置きが長くなりましたが、ここからハードルが上がります。
今度は、利き手だけ強くします。
R、l、R、l、 R、l、R、l、
という感じです。
「右手を強く、左手を弱く」
ってことなのですが、普通に強く弱くをは違います。
注意しないとならないのは、ここでも
「右手が叩いている瞬間」には「左手は一番高い位置」
「左手が叩いている瞬間」には「右手は一番高い位置」
なのです。
と言うと、どうなるか、、、、、。
「右手が叩いている瞬間」には「左手は”ちょっとだけ”高い位置」
「左手が叩いている瞬間」には「右手は”すんごく””一番高い位置」
ってことです。
(文章だと分かりづらくて、すみませんです。)
実際にやってみましょう。
右手を叩いてる瞬間>>>左手はちょっと浮かせる程度。
左手を叩いてる瞬間>>>右手は30cm以上高い位置。
無意識にやってたことを意識してやると、意外と難しくなっちゃうんです。はい。
これはもう、もうゆっくりのテンポでOKです。
・今こそ!頂点を極めるのだぁ!注目したいのは、音が大かろうが、小さかろうが
右手が叩いてる瞬間は、左手は高さの頂点。
左手が叩いてる瞬間は、右手は高さの頂点。
ってことです。
大きい音の時は、頂点の高さは高くなります、
小さい音の時は、頂点の高さは低くなります。
でも、
大きい音の時も、小さい音の時も、頂点に来るときのタイミングは同じってことです。
さらに、ハードルが上がります。
今度は、左手の音を大きく(=振りかぶる頂点の高さを高く)
r、L、r、L、 r、L、r、L、
です。
右手を叩いてる瞬間>>左手は30cm以上高くです。
これもゆっっっくりのテンポから始めてみましょう。
手の位置の練習です。テンポはあんまり関係ないんです。
柔道とか、剣道とか、武道で言うところの、形稽古ですね。
自分の姿勢や手足の位置を確認する作業になります。

こんな、形稽古が何の役に立つのかと言うとですね。
大きい音=高くから振りおろす。
小さい音=低くから振りおろす。
のルールを作っておくことで、大きい音が必要な時には大きい音が、小さい音が欲しい時には小さい音が出せるようになります。
同じ高さから振り下ろしても、力加減を使えば大きい音、小さい音は出せます。
でも、力加減って、あいまいなんです。
そのときの緊張の度合いとか、筋肉の疲れ度合いによって、力加減は変わってしまうんです。
人前で演奏するときに、ライブの終盤にかかるとヘロヘロに疲れてしまって、強い音が出なくなってしまう時があります。
ライブあるあるです。はい。
緊張すると、どうしても力んでしまうので、弱く叩くべきところが弱くならないんです。
で、弱く叩くべき時も強く叩いて、エネルギーを使っちゃうので、ライブの終盤に疲れちゃうワケです。
そんな現象も、強い音は大きく振りおろす、小さい音は小さく振りおろすとルールを決めておけば、小さい音の時にムダにエネルギーを使わないので、トータルでも省エネにつながります。
ムダなエネルギーを使うのは控えて、そして、ライブの最後の最後の一音に、全てのエネルギーを使い果たすのです!
ライブの最後に「バーーン!」ってシンバルを叩いて、その瞬間に力尽きて倒れるのです。
それこそ、正真正銘のロッカーです。
(あ、ロッカーって、荷物を入れる方じゃなくて。)
・左右交互に、同じ音量で叩いてみよう
・叩いてないほうの手に注目!
・利き手だけ、大きい音にしてみましょう
・今こそ!頂点を極めるのだぁ!
・大きい音、小さい音が安定するんです





